僕はいま、「A-TOMに入りたい」と言ってくださるたくさんの方と、毎日お会いしています。
みなさんとお会いしながら、僕自身、この会社に入った時の新鮮な気持ちや熱意を、改めて思い返しています。
僕は2018年1月、A-TOMに入社しました。
以前からプライベートで親しくさせてもらっていた青井茂さんに、「A-TOMに入らないか」と声をかけてもらったのです。
当時、僕はコンサルティング会社に勤めていましたが、茂さんに誘われて、「入ります!」と二つ返事で答えていました。
それは茂さんが、「A-TOMの仲間集めをしてほしい」と言ってくれたからです。
僕にとって「仲間」とはかけがえのないものであり、これまでの経験から、チーム作りや組織力の大切さは身を以て実感していました。
僕は大学を卒業後、大手航空会社に就職。でも、「起業家になりたい」という夢を捨てきれず、退職してベンチャーを立ち上げました。
しかし、見事に失敗。ビジネスモデルの設計が甘かったとか、ビジョンが確立していなかったとか、理由はいくつかあります。
社員として僕をサポートしてくれた仲間には迷惑をかけてしまったなと思いますが、その一方、僕はこの失敗は、決して無駄ではなかったと思っています。
それは、「ゼロイチのビジネスを作る時の、チームの重要性」や「仲間とビジョンを共有することの大切さ」を心底、実感することができたからです。
僕は学生時代、ずっとラグビー部に所属していました。
大学のラグビー部は、日本選手権で優勝したり、大学タイトルをとったりするくらい強いチームでした。
僕はいま、A-TOMで仲間集めをしつつ、社員と会社のビジョンについて話し合うことが多いのですが、組織文化を作ることは、スポーツのチームを作ることと似ているなと思います。
たとえば、同じ「勝つ」にしても、どう勝つのかによってチーム作りは変わってきます。
総力戦で勝利をめざすのか、あるいは、一部の“エリート”を育成して勝ちにいくのか。
ラグビー部時代、みんなで同じ方向を向いて「勝ち」をつかみにいった経験は、会社という組織を作るプロセスによく似ています。
A-TOMはいま、急激に変革しています。
事業内容が多様化し、社員は増え、組織形態も大きく様変わりしています。
そうしたなかで、僕たちが求めているのは、たとえ正解のない問いだとしても、常に“Why?”を問い続けられる人。そして、どこまでもチャレンジし続けられる人。
「そんなことできないよ」と、やってもいないのにあきらめたり、「まあ、こんなもんでしょ」と、最初からわかったふりをしたりするのではなく、この先、どんなことが起こるのか、常にイマジネーションを働かせながら、「なぜ、自分はこれをやるのか?」「自分が働く価値とは何か?」と、自分に問いかけることを決してやめない。
そんな人に、ぜひ仲間に加わって欲しいと思います。
働くことは、挑戦すること。
僕はA-TOMに入って、ますますそんな思いを強くしました。
半年前から始めたキックボクシングも、僕にとっては挑戦です。
35歳を過ぎて始めたため、年下の選手にボコボコにされ、悔しい思いをすることもしょっちゅうですが、まったく知らない世界でチャレンジを続けないと、体も心も、感覚が鈍ってしまうと思ったのです。
若い選手たちと拳を交え、激しい蹴り合いを続けるたび、僕は、キックボクシングは個人スポーツだと思っていたけれど、実はチームスポーツなんだなと思うようになりました。
いま、戦っているのは自分だけでも、ひとりでは、決して勝てない。
僕をサポートしてくれるコーチや仲間、ケアのスタッフがいてくれるから、僕は戦うことができるのです。
これと同じで、A-TOMという企業を構成するのは一人一人の社員だけど、みんなの個性や能力を掛け算することで、とてつもなく大きなことを成し遂げられる。
だからこそ、僕たちは「何をするかより、誰とするか」という理念を掲げ、常に新しい仲間を求めているのです。