ソノアイダ#新有楽町では、1月13日(金)から1月15日(日)まで第8期レジデンスプログラムの制作発表展示を行います。株式会社アトムがA-TOM ART ACTION*の一環として取り組み主催運営する「ソノアイダ#新有楽町」は三菱地所の新有楽町ビル1階の空き店舗を空間メディアとして活用する2021年12月から始まったアートプロジェクトです。
その中の企画「ARTISTS STUDIO」の第8期アーティストとして迎えたのは中川麻央、根功士朗、大石一貴。アーティストが自分の制作環境を移設し、約1ヶ月半の期間作品を制作しながらアーティストの営みを展示、その制作発表、展示販売の場となります。
*A-TOM ART ACTION(アトムアートアクション):アートの力で不動産に新たな価値転換を図り、都市の活性化に挑戦する活動
■Exhibition
2022年12月6日
数年前、真冬のニューヨーク。グッゲンハイム美術館の前にある花壇で、 一羽のスズメが体を土に擦り付け穴を掘り、羽をふるわせながら体をうずめていた。 巨大なビルが立ち並ぶ丸の内は、多くの人が行き交うが生活の気配はない。効率や目に見える成果が求められる都市において、曖昧で不可解な一生命体である身体が居場所を作ることは困難であるように思われる。この空間、時間に対し、新居を使い古した家具で埋めるように、フィットする場所を探す。これは、非生産的な無為の提唱ではなく、より明朗な生命活動の実践であり、『ソノ アイダ』を、かつてスズメが作り出した穴にすることなのかもしれない。
会期:1月13日(金)17:00~24:00 20:00~オープニングパーティー
1月14日(土)13:00~20:00 17:00~展示解説ツアー
1月15日(日)13:00〜20:00 17:00~クロージングパーティー
会場:ソノ アイダ #新有楽町
住所:東京都千代田区有楽町 1-12-1 新有楽町ビル1階 北側112区画
主催:株式会社アトム(A-TOM Co., LTD.)
企画:ソノ アイダ実行委員会
協力:三菱地所
機材協力:BLACK+DECKER / DEWALT / LENOX / IRWIN
にぎやかし:毛利悠子
■Artist Profile
中川 麻央
三重県出身。日本大学芸術学部演劇学科洋舞コース卒業。珍しいキノコ舞踊団、ホナガヨウコ企画でダンサーとして活動後、Amsterdam University of the Arts (AHK), School for New Dance Development (SNDO)にて振付を学ぶ。東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修了。 身体を表現手段の軸とし、その場が持つ空間や背景にあるストーリー、オブジェクト等モノの持つ存在感、空間・物質・身体の関係性、体の動きによって作用する時間感覚の変化などを考慮し、視覚的・感覚的なパフォーマンス作品を制作する。 また、サウンドアーティスト、映像作家、ペインター、キュレイターとのコラボレーション制作や、他分野アーティストに体・空間・物質への感覚・認識を拡張するボディプラクティスを公開実施するプロジェクトに参加するなど、シアターダンスの分野に留まらずあらゆる場でのパフォーマンス・身体表現・コレオグラフィの可能性を探り、制作や実践を行う。
https://maonakagawa.tumblr.com/
https://www.instagram.com/__mao.nakagawa__/
敷根 功士朗
1993年生まれ。2020年東京藝術大学大学院修了後、東京を拠点に活動。映像を中心にパフォーマンスや複数のメディアを用い、自己言及的なナラティブやイマージュと即物的な視点の相互間における思考の反復行為を行い、作家自身とそれを取り巻く社会、環境との関係性の表現を試みている。
https://www.instagram.com/koshiroshikine/
大石 一貴
彫刻家。1993年山口県生まれ。断片的な時間や経験、そして物理的な確信だったり逆にそうでない物事の隙間や余白、間(ま)にまつわる彫刻、インスタレーション、映像、詩などの制作、発表を続けている。また、東京都小平市のスタジオ&スペース「WALLA」の運営の1人である。
https://www.kazukioishi.com/
https://www.instagram.com/kazuki_oishi/
https://sonoaida.jp/